オウンドメディアを新たに構築するにあたって、懸念材料になりやすいのが「費用」です。具体的にどのような費用がかかり、相場はどのくらいなのか、気になっていた方も多いのではないでしょうか。
今回は、オウンドメディアの構築にかかる主な費用の種類と、それぞれの料金相場についてわかりやすく解説します。オウンドメディアの立ち上げから運用までにかかる費用総額もまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
企画にもとづいてオウンドメディアを形にしていくプロセスについて解説します。デザイン・コーディングとは何をするのか、費用はどの程度かかるのかを押さえておきましょう。
デザイン・コーディングとは
デザイン・コーディングとは、ヒアリングした要望を元にオウンドメディアのトップページやコンテンツページ、問い合わせフォームなどを形にしていくプロセスを指します。
CMSを使用する場合には、あらかじめ用意されているテーマ(テンプレート)を使用するケースも少なくありません。CMSを使用することが前提のプランでは、前述の「企画・戦略設計」と「デザイン・コーディング」をあわせて「初期費用」などと表記されている場合もあります。
デザイン・コーディングにかかる費用の目安
デザイン・コーディングにかかる費用の相場は50〜300万円とかなりの幅があります。企画・戦略設計と同様、CMSを使用してオウンドメディアを構築すれば費用を抑えられる一方で、オリジナルデザインのサイトや大規模なオウンドメディアでは費用が高くなりやすいからです。
将来的にオウンドメディアのデザインをリニューアルするとなると多くの工数と費用が必要になるため、納得できるデザインになるよう慎重に判断することが大切です。
費用3:コンテンツ制作
費用4:サイト維持費
費用5:分析・改善
オウンドメディアは中長期にわたって運用を続け、時間をかけてSEO効果を高めていくことが求められる施策です。したがって、分析・改善にかかるコストも予算計画に盛り込んでおく必要があるでしょう。分析・改善で実施する内容と、費用の相場について解説します。
分析・改善とは
分析・改善とは、検索順位やPV・CVといったSEO対策の効果を測定し、随時改善を図っていくことを指します。オウンドメディアは構築してコンテンツを投入しさえすればすぐに成果がもたらされるものではなく、効果測定と分析・改善を繰り返しながら成果を出していく必要のある施策です。データを元に改善が必要なポイントを判断する必要があることから、SEO会社やマーケティング会社に委託するのが現実的でしょう。
分析・改善にかかる費用の目安
分析・改善にかかる費用の目安は、月額10〜30万円程度です。価格設定は事業者によって異なるため、契約時には評価レポートやSEOレポートを定期的に提示してもらえるか、改善提案をどの程度の頻度で実施する予定であるかをよく確認しておく必要があります。分析・改善を外部委託先に丸投げするのではなく、社内でもオウンドメディア担当者を配置し、委託先の事業者と連携しながら改善の方向性を模索していくことが大切です。
まとめ
オウンドメディア構築・運営にかかる費用をまとめると、費用の目安は次のようになります。
もちろんすべての工程を外部委託する必要はなく、内製できる部分は社内で進めることも可能です。しかし、本格的にオウンドメディアを構築・運用するとなれば、構築〜初期運用までの期間におおよそ100万円はかかると考えておくほうがよいでしょう。今回紹介した費用の項目と相場を、オウンドメディアの予算計画策定にぜひ役立ててください。