SEO対策に役立つ知識を得たいと考えているものの、どうすれば知識が身につくのかわからないと感じている方は多いのではないでしょうか。WebサイトでもSEO対策について解説しているページは多数ありますが、本で学ぶことにより良質な知識を体系的に身につけられる点が大きなメリットです。
今回は、SEO対策を学べるおすすめの本9冊を紹介します。SEO対策を本で学ぶ際の注意点とともに見てきましょう。
SEO対策を本で学ぶ最大のメリットは、良質な情報をまとめて得られる点にあります。WebサイトでもSEO対策を学ぶことはできますが、基本的にWebサイトは誰でも情報を提供できる場であるため、中には信憑性の低い情報や十分に検証されていない情報も混在しているのが実情です。
また、本の著者情報をWebサイトで検索することにより、著者が運営するブログや執筆した記事を見つけられます。本で得た知識をさらに広げたり深めたりできることも、本を起点にSEO対策を学ぶ大きなメリットといえるでしょう。
ここからは、SEO対策を学べるおすすめの本9冊を厳選して紹介します。それぞれの本の概要とおすすめポイント、価格を掲載していますので、ぜひSEO対策の学習に役立ててください。
特徴 |
・セミナー感覚でSEOの基礎を学べる ・モバイル検索環境にも対応 |
著者 |
安川 洋、江沢 真紀、村山 佑介 |
発行年月 |
2014年7月 |
価格 |
1,650円(2024年1月時点) |
SEO対策を基本から学べる本として人気の1冊です。人気講師のセミナーを受講する感覚で読み進められることに加え、図解が豊富に掲載されているため視覚的にもわかりやすい構成となっています。対策すべきキーワードやサイト構成についても詳しく解説されているので、基礎を押さえつつ実践的な知識も習得したい方におすすめです。
特徴 |
・チャット形式の会話でSEOの基本をやさしく解説 ・検索エンジンの本質を理解しやすくなる |
著者 |
土居 健太郎 |
発行年月 |
2015年4月 |
価格 |
1,628円(2024年1月時点) |
SEOのトレンドではなく、検索エンジンの仕組みなど本質的な考え方がていねいに解説されています。チャット形式の会話で展開されていくので読みやすく、全134ページのコンパクトな構成にまとめられている点も特徴です。トレンドの移り変わりによってすぐに古くなってしまうノウハウではなく、長く使える考え方を学びたい方に適しています。
特徴 |
・電子書籍版は不定期に更新されており、常に最新情報を得られる ・ブログ初心者から経営者まで幅広い読者を想定 |
著者 |
滝口 健太郎 |
発行年月 |
2020年4月 |
価格 |
720円(2024年1月時点) |
「SEOとは何か」に始まり、SEOの歴史やアルゴリズムアップデート、サイト設計の基本など、SEOに必要な知識を網羅的に学べる1冊です。ブログ初心者やWebライターから経営者まで、幅広い読者を想定して平易な言葉で書かれています。電子書籍版は不定期に更新されているため、購入後も読み返すことで常に最新情報を得られる点がおすすめポイントです。
特徴 |
・人気セミナーを書籍化した1冊 ・ライティングテクニックを網羅的に学べる |
著者 |
鈴木 良治 |
発行年月 |
2015年2月 |
価格 |
1,680円(2024年1月時点) |
SEO対策の中でも「ライティング」に的を絞って解説した1冊です。SEO関連の書籍を複数執筆してきた著者が、人気セミナーを書籍化した信頼性の高い内容となっています。感覚に頼らない再現性の高いテクニックを習得したい方にとって必読書といえるでしょう。記事を内製している企業はもちろんのこと、外部委託する際の発注のポイントを確認したい担当者の方にもおすすめの書籍です。
特徴 |
・Webサイト制作・運営のノウハウを凝縮した1冊 ・便利な無料ツールの紹介など、すぐに使える知識を習得できる |
著者 |
鈴木 良治 |
発行年月 |
2016年4月 |
価格 |
2,178円(2024年1月時点) |
SEO対策で成果を挙げるためのWebサイト制作・運営ノウハウを、初心者〜中級者向けに解説した書籍です。「王道」という書名の通り、表層的なテクニックではなく本質的な知識に根ざした検索エンジン対策が実践できる内容となっています。
分析ツールの使い方や便利な無料ツールの紹介など、すぐに実践に活用できる知識を習得できる1冊です。
特徴 |
・実践を通じて体得した信頼性の高いノウハウを学べる ・守りのSEOと攻めのSEOの両面をバランスよく学べる |
著者 |
河井 大志 |
発行年月 |
2013年12月 |
価格 |
1,505円(2024年1月時点) |
複数のWebサイトやECサイトを運営してきた著者が、実践を通じて体得したノウハウを解説しています。内部対策・外部対策の基本から、SEO対策として「やってはいけないこと」など、ペナルティ対策についても踏み込んで解説されている点が特徴です。SEO対策を社内で実践していきたい事業者様におすすめの書籍といえるでしょう。
特徴 |
・SEOに必要な基礎知識をストーリー形式で解説 ・ベストセラー書籍の第2版 |
著者 |
松尾 茂起 (著), 上野 高史 (イラスト) |
発行年月 |
2022年4月 |
価格 |
2,310円(2024年1月時点) |
謎のWebマーケター「ボーン・片桐」が活躍する漫画を通じて、SEOの基礎知識を学べる1冊です。Webプロデューサーとして豊富な実績をもつ著者が、初心者にもわかりやすくSEOを解説した書籍となっています。SEO対策の中でも、とくにコンテンツ制作を重点的に学びたい方におすすめの書籍といえるでしょう。
特徴 |
・SEO初心者から熟達者までSEOに必要な知識を網羅的に学べる ・Googleの公開情報を元にSEO対策を解説した信頼性の高い書籍 |
著者 |
西山 悠太朗、小林 睦 |
発行年月 |
2018年7月 |
価格 |
3,278円(2024年1月時点) |
内部対策・外部対策・コンテンツ制作まで、SEO対策に必要な知識・ノウハウを網羅的に解説している書籍です。SEO対策にどのような施策があり、どういった手順で取り組めばよいのかが総合的に学べる内容となっています。特典として「SEOチェック項目」も付いているので、本から得た知識を実践に活かし、SEO効果を挙げていきたい方におすすめの1冊です。
特徴 |
・WordPressの内部対策に特化 ・現状の問題点の特定と解決策の絞り込みに役立つ |
著者 |
瀧内 賢 |
発行年月 |
2022年2月 |
価格 |
1,760円(2024年1月時点) |
SEOに必要な内部対策の中でも、WordPressで構築されたWebサイトの対策方法について詳述した1冊です。導入すべきプラグインやそれらの設定方法、文章作成の基本などがわかりやすく解説されています。WordPressでWebサイトを運営している事業者様で、現状の問題点を特定したい方、講じるべき解決策を絞り込みたい方におすすめです。
今回紹介した9冊以外にも、SEO対策について解説している書籍は世の中に数多くあります。SEO対策を学ぶ際、どのような点を意識して書籍を選べばよいのでしょうか。主な注意点を紹介します。
検索エンジンのアルゴリズムは年々アップデートされていくため、ある時点で効果的だった対策がその後も有効であり続けるとは限りません。現在必要なテクニックを学ぶのであれば、できるだけ発行年が新しい本を選ぶほうが得策です。
たとえば、ベストセラー書籍の中には加筆修正した改訂版が発行されているものもあります。こうした書籍の場合、旧版ではなく改訂版を選ぶほうが現状に即したノウハウを得られる可能性が高まるでしょう。
SEO対策は幅広い領域にわたるノウハウのため、自社の目的に合った本を選ぶことが大切です。ご自身の知識量(初心者・中級者・上級者など)や、運営している(または運営予定の)Webサイトの方向性に合った本を選びましょう。
SEO対策に関する書籍の中には、「初心者向け」と銘打っているものの、実際には比較的高度なテクニックを紹介しているものも少なからず見られます。本のタイトルだけを見て判断するのではなく、目次などを参照して全体のレベル感や内容を確認しておくことが重要です。
本から知識やノウハウを習得したら、まずはそのまま実践してみることをおすすめします。学んだ知識に自己流のアレンジを加えてしまうと、ノウハウの核心部分にブレが生じるおそれがあるからです。
書籍で紹介されているノウハウの多くは、十分な検証にもとづいて執筆されています。ノウハウにアレンジを加えるのは、一定の成果が出てからでも決して遅くはないでしょう。はじめからアレンジするのではなく、実践を通して効果を確認することを優先してください。
今回紹介した9冊を見てもわかる通り、重点的に解説されているSEO対策のノウハウは多種多様です。SEO対策に求められる知識が広範囲にわたっており、何を重視して対策を講じるかによって必要とされるノウハウも大きく異なることの表れといえるでしょう。数多くある書籍の中から自社の目的に合った1冊を見つけて、ぜひSEO対策の質をいっそう高めてください。