会社や事業の存在価値、行動指針を定めたMVV(Mission、Vision、Value)。全員が同じ方向を向いて事業を進めるためには非常に重要なものですが、近年はこのMVVをワークショップで決める企業が増えています。従来、このような目標は経営層が決めてトップダウンで示されることが多かったように思いますが、どのような変化が起きているのでしょうか? 今回はワークショップで合意形成し、MVVやその他の重要事項を決めるとどのようなメリットがあるのかについて解説していきます。
ワークショップは合意形成の場
ワークショップとは、参加者全員が対話に加わって定められたテーマの回答を決めていく場、もしくは共創を指します。もともとは学校の授業やオリエンテーション、地域の会合などに用いられてきましたが、近年では企業における「合意形成」の場としても定着しつつあります。
ワークショップのメリット
では最後に、ワークショップのメリットを整理しておきましょう。
決議事項に全員が共感できる
限られた人しか知らない経緯や、知らない場所で決められた事柄に、人はなかなか共感することができません。決められた内容に少しでも納得できないことがあれば、悪意はなくとも「いったい誰がそう決めたのか」となってしまいます。ワークショップであれば、はじめから全員が参加して意見交換をするので、決議事項に全員が共感できます。
決議事項を全員で推進できる
誰かが決めたことはあくまで他人事ですが、全員で決めたことであればそれは自分事になります。ワークショップであれば、合意後それぞれの持ち場に戻っても、同じ意識で決議事項を推進できることでしょう。
答えがわからないときこそ効果を発揮する
ワークショップは、答えがわからないことを論議する場合に大きな効果を発揮します。答えがわからないからこそ全員で考え、全員が納得する答えを導き出すことが必要なのです。ワークショップは、合意形成のための最も有効な手段なのです。
まとめ
企業経営や事業展開においてそれぞれが独自の解釈や手法でビジネスを進めると、頻繁に方向修正や手戻りが発生し、ビジネスそのものの効率が低下してしまいます。このような事態を防ぐためには、ビジネスが始まる前に、またはターニングポイントごとにメンバー間の合意形成が必要です。ビジネスやマーケティングを効率的に進めるために、合意形成に最適なワークショップをぜひご活用ください。
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