自社の商品やサービスがどう評価されているのか?
現状を把握するために、顧客満足度調査を行っている企業は少なくありません。
独自に行うことがあれば、調査会社を利用しインターネットによるアンケート調査(定量調査)や、
何人かに集まってもらいインタビューを行うグループインタビュー調査(定性調査)を行っている企業もあるでしょう。
また、顧客ロイヤルティを測る「NPS®」という指標が用いられることもあります。
そうして行った顧客満足度調査の結果、十分に活かしきれているでしょうか?
この記事では顧客満足度調査を最大限に活かすための、注意すべき二点と理由を紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
顧客満足度調査を最大限に活かすためには
1. 満足度調査では高評価者に着目する
2. NPSをKPIにしてはいけない
理由1. 推奨してもらうことが何よりも大事
顧客満足度調査の注意点のもう一つが、NPSをKPI(重要業績評価指標)にしてはいけないということです。
NPS®を従業員の評価軸に活用している企業があります。
たとえば、人事評価シートにNPSの点数を記入する欄があったり、その改善に対してボーナスが加算されたり。
しかし、これは行うべきではないと考えています。
9点の人を10点にするのはとても難しい一方、3点や4点の人を5〜6点にすることは簡単です。
明らかな不満・問題を解消すれば点数は上がるからです。
営業スタッフにしてみると、自分の評価を上げるためには、低得点の人にあやまりに行ったほうが早いとなってしまう。
NPSを評価軸にしてしまうと、さきほど説明した「高評価者に着目する」ということができなくなってしまうのです。
ただし、目標を9点以上に設定するといったかたちでNPSを評価に使うのであれば、
自然と高評価に目がいくので価値はあると考えます。
理由3.聞くべきではないVOCもある
一覧ページに戻る
ビジネスにマーケティング活動を
取り入れたい方ヘ資料を進呈しています
資料ダウンロード