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SEOに効果的なキーワード選定とは?決め方・選び方のポイントを解説

2024年01月24日

SEOに効果的なキーワード選定とは?決め方・選び方のポイントを解説
目次

Webサイトを活用したマーケティング施策で重要なポイントとなるのが「キーワード選定」です。これまでもキーワード選定に取り組んできたものの、思うように成果が実感できないという方も多いのではないでしょうか。

 

今回は、キーワードを選定する手順やSEOに効果的なキーワードの決め方・選び方についてわかりやすく解説します。おすすめのキーワード選定ツールとあわせて見ていきましょう。

SEOとキーワードの関係

はじめに、SEOとキーワードの関係について基本事項を整理しておきましょう。SEOにおけるキーワード選定の重要性をきちんと理解しておくことが大切です。

SEOとは

SEOSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化と訳されます。何か知りたい情報がある時、検索サイトを活用して調べるケースは多いでしょう。検索結果に表示されたWebサイトのうち、上位から順に見ていくケースがほとんどではないでしょうか。

検索結果の順位を判断しているのが、検索エンジンのアルゴリズムです。大半のユーザーは検索上位10記事程度しか見ていないため、上位表示を実現するかがSEOに取り組む主な目的といえます。

キーワード選定とは

キーワード選定とは、自社の記事を見に来るユーザーがどのような言葉で検索するかを想定し、リストアップしていくことを指します。想定される検索キーワードを起点として記事のテーマを決め、コンテンツを制作していくのがポイントです。

選定したキーワードがユーザーのニーズに合致していなければ、そもそも検索されることはありません。結果として、Webサイトを訪れてもらえない・記事を読んでもらえないといった事態に陥りがちです。キーワード選定はSEO対策の出発点と捉えてよいでしょう。

SEOにおけるキーワード選定の重要性

SEOにおいてキーワード選定が重要視されている背景には、検索エンジンの仕組みがあります。検索エンジンはユーザーにとって有益な情報を発信しているWebサイトを高く評価し、検索上位に表示しているからです。

したがって、検索上位を獲得するにはユーザーニーズに合ったキーワードを選定し、ユーザーの疑問に対する回答となるコンテンツを用意する必要があります。ユーザーニーズに対して的確に応え、検索エンジンの評価を高める上で、キーワード選定は非常に重要な役割を果たしているのです。

キーワードを選定する手順

キーワードを選定する手順

キーワードは思いつくままにピックアップしていくのではなく、しかるべき手順を踏んで選定することが重要です。キーワード選定の具体的な手順を押さえておきましょう。

1. 記事を作成する目的を決める

まずはWebサイトに記事を掲載する根本的な目的を固めましょう。記事作成のゴールを先に明確にした上で、ゴールから逆算してキーワードを選定していくことが大切です。

たとえば、記事を作成する目的が「売上伸長」の場合と、「集客の強化」「採用活動の強化」の場合とでは、それぞれ記事が目指すべき方向性が大きく異なります。自社が達成したい目標は何か、そのためにWebサイトを通じて何を実現したいのかを明確にしておきましょう。

2. ペルソナを設定する

次に、作成した記事を誰に向けて届けたいのかを考えていきます。誰に何を届けるのかを決めるには、具体的な1人を想定することが大切です。具体的なユーザー像を「ペルソナ」といいます。

一例として、「30代男性」というペルソナを掲げたケースを考えてみましょう。同じ30代男性でもライフスタイルや考え方、価値観などは人それぞれです。したがって、年代や性別といった括りでは具体的なペルソナを設定するのは困難といわざるを得ません。ペルソナを特定の1人に絞り込めるよう、氏名や職業、趣味、年収、考え方、価値観、将来の目標といった詳細な人物像を想定しておくことが大切です。

3. ペルソナのニーズに合うキーワードを洗い出す

設定したペルソナがどのような言葉でWebサイトを検索するのかを深く考察し、キーワードを洗い出していきます。より具体的なキーワードの精査は後の工程で行うため、ここでは検索する可能性のあるキーワードを網羅的に洗い出しておくことが大切です。

キーワードを洗い出す際には、競合サイトが上位表示を実現しているキーワードや、それらと組み合わせて検索される傾向のあるキーワードもピックアップしていくとよいでしょう。

4. 検索ボリュームのリサーチ

キーワードを一通り洗い出したら、それらのキーワードが実際にどのくらい検索されているかを調べていきます。このとき指標となるのが「検索ボリューム」です。検索ボリュームとは、過去に検索サイトで検索された回数のことを指します。実際に検索されているキーワードであれば、ユーザーニーズに合致している可能性が高いでしょう。

検索ボリュームが大きいキーワードほど、競合が多く上位表示の難易度が高い傾向があります。反対に、検索ボリュームがあまりにも小さいキーワードは、そもそもニーズがないと考えられるため除外するのが得策です。

5. メインのキーワードを決める

検索ボリュームのリサーチ結果を元に、メインのキーワードを決定しましょう。キーワードは検索ボリュームに応じて「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「ロングテールキーワード」に分けられます。それぞれのキーワードの特徴は下表の通りです。

 

ビッグキーワード

ミドルキーワード

ロングテールキーワード

検索ボリューム

検索ニーズの明確さ

△〜×

上位表示の難易度

コンバージョン率

競合サイトの数と強さも考慮して、どのグループに属するキーワードをメインにするかを決定します。強力な競合サイトが数多く存在する場合には、あえてミドル〜ロングテールキーワードを選び、記事数を増やしてPV(ページビュー)を増加させていくのも1つの考え方です。 

6. キーワードをグループ分けする

メインのキーワードに付随するサブキーワードを、目的別にグループ分けしていきましょう。認知拡大のためのキーワードやリード創出のためのキーワードといったように、各キーワードを使う目的ごとに分けていくのがポイントです。

たとえばクラウド会計ソフトを契約してもらうことが記事作成のゴールだとすれば、「会計ソフト」と関連性の高いキーワードほどリード創出に寄与すると考えられます。一方で、ユーザーの中にはクラウド会計ソフトの必要性をまだ明確に認識していない人もいるはずです。よって、「経理 効率化」や「仕訳 基本」といったキーワードを併用することで、認知拡大につなげる必要があります。

7. キーワードに優先順位をつける

グループ分けしたキーワードに優先順位をつけ、重点的に記事作成を進めるキーワードを絞り込んでいきましょう。優先順位をつける際には、検索ボリュームや競合の多さ、コンバージョンへのつながりやすさ、自社の優位性を発揮できる領域かどうかといった点を加味し、総合的に判断する必要があります。

8. KPIを設定する

グループごとにキーワードへの優先順位づけが完了したら、各グループのKPIを設定します。一般的に、認知拡大のためのキーワードはPVやシェア数などをKPIに設定し、リード創出のためのキーワードは遷移率やスクロール率などをKPIに設定するのが得策でしょう。KPIを設定することにより、キーワードグループごとに効果検証が可能な状態にしておくことが大切です。

SEOに効果的なキーワードの決め方・選び方のポイント

キーワードを選定する際に意識しておきたいポイントを紹介します。SEOの効果を高めるには、次の3点を実践していくことが大切です。

読者の検索意図(インテント)を深掘りする

キーワード選定においては、常に読者の検索意図(インテント)を意識することが非常に重要です。単純に検索ボリュームの大小だけで判断するのではなく、なぜそのキーワードについて調べているのかを深く考える必要があります。

【インテントの種類】

Knowクエリ:「知りたい」が主な検索意図

Goクエリ:「行きたい」が主な検索意図

Doクエリ:「したい」が主な検索意図

Buyクエリ:「買いたい」が主な検索意図

たとえば、経理業務の効率化を図りたい(Doクエリ)ユーザーに対して、記帳の歴史に関する知識(Knowクエリ)を長々と説明しても検索ニーズを満たすことはできません。キーワードの背後にあるユーザーの欲求を深掘りすることが大切です。

検索上位の記事を分析する

競合サイトの分析も、キーワードの適切な選定を実現する上で重要なポイントです。一例として、検索上位の記事で多く言及されているトピックや、見出しに含まれているキーワード、提供されている情報の独自性などに着目し、なぜ上位表示されているのかを分析しましょう。

なお、検索上位記事の良い点を取り入れる際には、そのまま真似をするのではなく、自社の強みや独自性が伝わる形にアレンジする必要があります。競合サイトを分析したことによって、自社サイトの独自性が損なわれることのないよう注意してください。

サジェストワードを参照する

サジェストとは、検索サイトの入力欄にキーワードを入力した際、関連キーワードを予測して表示する機能のことです。サジェストに表示されるキーワードは、多くのユーザーが検索している可能性が高いことから、リストアップしたキーワードの抜け漏れを確認する際に役立ちます。

また、「他の人はこちらも検索」に表示されるキーワードを参照するのも1つの方法です。ユーザーが求めている情報に到達しやすくするために設けられている機能のため、キーワードの背後にあるユーザーニーズを知る手がかりになります。

おすすめのキーワード選定ツール3選

キーワードを選定する際にはツールの活用をおすすめします。リストアップするキーワードの抜け漏れを防ぐためにも、次に挙げるキーワード選定ツールを活用するとよいでしょう。

ラッコキーワード

ラッコキーワード

無料プランから利用可能なキーワードリサーチツールです。幅広く網羅的なキーワード分析にも、特定のキーワードを深く掘り下げる分析にも活用できます。検索エンジンの種類ごとにサジェストを選んでリサーチできるため、抜け漏れなくキーワードをリストアップしたい場合に活用できるでしょう。

GoogleキーワードプランナーGoogleキーワードプランナー

特定のキーワードを軸に、関連性の高いキーワードを見つけられるツールです。サブキーワードを網羅的にリストアップしたい場合に役立ちます。キーワードごとの予測データや競合の多さなども調べられるため、キーワードに優先順位をつける際の参考資料としても活用できるでしょう。

aramakijake.jp

aramakijake.jp

検索数や検索順位ごとのアクセス数を予測できるツールです。検索順位別に検索数をリサーチできる他、キーワードごとの関連語のリサーチにも対応しています。複数のキーワードを組み合わせた場合の検索数予測にも対応しているため、キーワードの優先順位づけやKPIの設定時にも役立つでしょう。

まとめ

キーワード選定は、SEOの根幹に位置づけられる非常に重要なプロセスといえます。キーワード選定が適切に行われるかどうかによって、Webサイトの成否が左右されるといっても過言ではないでしょう。今回紹介した手順に沿って、キーワード選定を着実に進めていきましょう。

キーワード選定は奥が深く、Webサイト運営が初めての方や経験が浅い方にとっては難しく感じる面も多々あるはずです。SEOに効果的なキーワード選定にお悩みの事業者様は、ぜひネオマーケティングにご相談ください。

カチスジ編集部
マーケのカチスジ編集部 マーケティングに関わるすべてのビジネスパーソンにさまざまなテーマから役立つ情報やコンテンツをお届けするWebメディア「マーケのカチスジ」です。2021年に東証スタンダード市場に上場した創業20年超のマーケティング支援会社である株式会社ネオマーケティングが運営しています。
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